あらすじ
ブラック企業「ミカドリフォーム」の営業管理として、人の数字と矢印だけを見続ける毎日を送る元プロ格闘家・黒川朔。
終電帰り、産後で不安定な妻、眠れない夜。そんな中、グループの新しい健康診断プログラム「ORPHES(オルフェ)」のモニターに半ば強制的に参加させられる。
睡眠とストレスを測るはずの検査で薬を飲み、深い眠りに落ちた朔が目を覚ますと、そこは見知らぬ廃墟と“魔物”が徘徊する世界だった。
これは夢か、それとも滅びかけた未来の地球か。
現実のブラック企業、謎の検査ORPHES、そしてもう一つの世界。
殴ることしか知らなかった男は、二つの世界をまたいで生き延びる術と、自分自身の「戦う理由」を探し始める——。