あらすじ
公爵令嬢コレットの仕事は、王国の『裏帳簿』を管理すること。 弱小国である祖国を守るため、彼女は泥を被り、大陸を牛耳る闇組織『ヴィクトル商会』への裏金(みかじめ料)を捻出し続けていた。
しかしある日、婚約者である王太子エリアスにその帳簿を見咎められる。 「悪とは交渉しない! クリーンな国を作るんだ!」 正義感に燃える彼はコレットを断罪し、あろうことか闇組織への送金を一方的に凍結してしまう。
「彼らに金を払わないなら、物流が止まって国が干上がりますよ?」 コレットの警告は無視され、彼女は追放された。
行き場を失った彼女を拾ったのは裏金の支払先であり、国の生殺与奪の権を握る闇の帝王、ヴィクトルだった。