あらすじ
伯爵令嬢クララ・ヴェルナーは、国境線を守る無敗の将軍ミラン・ルジナと“一年だけの契約婚約”を結ぶことになった。
条件は「互いに干渉せず、嘘をつかないこと」。
だがミランには、特異な体質――“人の嘘を聞き分ける”力があり、なぜかクララの声だけは強く反応してしまう。
そんな折、社交界でクララは突然の婚約破棄を宣告され、噂によって令嬢としての地位すら失う。
だがその裏には、将軍を失脚させようとする黒幕の陰謀があった。
襲撃、囮、誘拐。
命を狙われるクララを救うため、ミランは“契約”ではなく“心”で彼女を選ぶ。
「クララ、お前の声は――真実だ」
嘘を見抜く将軍と、真実を響かせる令嬢。
契約の向こうで出会った二人が、互いの誠実さを確かめ合いながら、
偽りに満ちた王都でただ一つの真実の婚約を掴み取る恋物語。