あらすじ

初めて異となる世界に降り立ち地を踏みしめ、私が私個人として生きる人生のスタートラインに立ち、個人という孤独を味わい、集団と触れ合い、参加し、時に世界と自分の世界の相違点を見つけ、自身の世界の小ささを嘆き、また新たなる世界への希望を見出し、この世界にすむ私の知らない人間も、また個人であり、孤独であると気付いたならば、世界はもう、私の知らない世界ではなく、私の世界へと、昇華する。彼らは生きていた。生きていた。私は理解の及ばぬ世界を生きた。フロンティアを冒険した。知らぬことは多く、知っていたこともまた多かった。 ひとつ、この物語を経験する前に、知っておいてほしいことを言うなれば、世界は小さく、そして広く、君はまだ未開拓の世界から目を背け、あるいは渇望し、『極寒の地』は、誰もが見上げた天高く、空であり、未だ誰もが見なかった、希望の大地である。

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