あらすじ
誰かが言った。
夜空に横たわるあの銀色の帯は、恋人たちを引き裂く冷たい川なのだと。
でも、僕はそうは思わない。
あれはきっと、もっと優しいものだ。
かつて、暗闇で立ち止まっていた僕の手を引いて、光の中へ連れ出してくれた人がいた。
彼女は夜空を見上げて、悪戯っぽく笑った。
「あれはね、橋なんだよ」って。
二つの心が本当に通じ合った時だけ、その光はそっと地上へ降りてくる。
そして、どれだけ離れていても、どれだけ時間が過ぎ去っても、僕らを繋いでくれるのだと。
これは、その橋を信じて歩き出した、僕と彼女の物語。
そして、その光が今も変わらず、僕を照らしてくれている道しるべ。
ねえ、見上げてごらん——
銀河が降りてくる、ラベンダーの海を。