あらすじ

マーヤは目の前の光景に目を点にしていた。 目の前では王子(21歳)が義姉(16歳)に片膝をついて何かを差し出している。 「ミレイユ、見てくれ。道端の花が綺麗だったから君のために摘んできた」 王子が義姉に差し出したのは泥だらけのブーケ。いや、ブーケというにはお粗末だ。草ばかりでどちらかというとヤギの餌と形容した方がいい代物である。 「まあイアサント。美味しそうね」 しかし義姉は臆することもなくブーケに手を伸ばし、葉を一枚ちぎって口に入れた。 それを見たイアサント王子は。 「うわぁぁぁぁぁぁああああんミレイユのバカぁぁぁぁぁああああああああああ」 泣いた。 大切なことなのでもう一度言おう。イアサント王子21歳、義姉のミレイユ公爵令嬢は16歳である。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー パン屋の娘マーヤはある日、お忍びで街に来ていた公爵令嬢ベルナデットとぶつかり人格が入れ替わってしまう。突如公爵令嬢になったマーヤに、パン屋の娘になったベルナデットはこうきつく言い含めた。 「私、王子と結婚したいの。でも王子は今義姉の婚約者。だからいずれ私たちが元通りになる日までに、二人の仲を切り裂いて、王子と婚約してちょうだい」 そんな馬鹿な、という心の叫びも虚しく、ベルナデットと引き離された外面ばかり公爵令嬢のマーヤは屋敷に帰ることになる。だがそこで目にした光景はあまりにも衝撃的で… 入れ替わりを解消すべく奔走する努力家ベルナデットと、公爵家と王家のあまりのポンコツっぷりに頭を抱えつつも、状況を是正していく究極の常識人マーヤ。 二人が入れ替わったのは偶然か必然か?二人が本来の立場に戻る日は来るのか? ポンコツによるポンコツのためのポンコツコメディいざ開幕!

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小説を読もう2025/11/23
  • 現在の作品ひょんなことで姉の婚約者を略奪する義妹になりましたが、周囲がポンコツすぎてツッコミが追いつきません