あらすじ
転生者レオンには“二つの顔”がある。
ひとつは、世界を救う白銀の王剣の継承者。
ひとつは、力を振るうたび精神を蝕まれていく“壊れゆく器”。
自分を日常へつなぎ止めるものはもう、ほとんど残っていない。
――そう思っていた。
剣士アリシア。
賢者セレナ。
巫女ティア。
盗賊ルナ。
四人との旅の中で、失われたはずの“心の居場所”が少しずつ戻っていく。
だが、闇の勢力が追い求める禁遺物〈深淵核〉が動き出したとき、
レオンの身体に刻まれた“魔王の残滓”が覚醒を始める。
世界が滅ぶか、青年が壊れるか。
選べる道はひとつ。
それでも、彼女たちとの旅は温かい。
そして、確かに幸福だった。
最後に救われるのは――世界か、青年か、それとも。