あらすじ
公爵令嬢リリアーヌは、学園卒業パーティーの場で、第一王子から一方的な婚約破棄を宣言される。
罪状は「聖女ミアへの数々の嫌がらせ」。
だがそれは、前世の乙女ゲーム知識を持つ悪役令嬢による、大逆転の狼煙だった。
泣き崩れる? 土下座する?
いいえ、用意してきたのは涙ではなく、山ほどの証拠と、隣国皇太子の後ろ盾です。
王城中に響く録音魔道具の声。
金で雇われた取り巻きたちの自白。
聖女を利用して国を食い物にしていた貴族たちの黒い繋がり。
断罪のはずの場は、一瞬で王子と聖女への公開ざまぁショーへと変わっていく。
王太子としての地位を停止され、顔面蒼白になる元婚約者を横目に、リリアーヌに差し出されたのは、隣国皇太子セドリックからの真剣な求婚。
「君がいらないというのなら、うちの国で一生甘やかすけれど、いいかな?」
婚約破棄大歓迎。ざまぁ完了。
悪役令嬢の次の舞台は、隣国の皇宮での溺愛まみれの第二の人生でした――。