あらすじ
50年前に起きた機械戦争ーー自ら生み出したはずのアンドロイドに戦争を挑んだ人類は、敗北し全てをはく奪された。
知識も、技術も、文明も、歴史も、そして、尊厳すらも。
アンドロイドたちが平和な世界を築く中で、それでも人は争い続ける。
1000年以上後退した文明で人々は何を目指して戦うのだろう。
男はすべてに疑問を持っていた。だが、戦うしかなかった。
「明日俺たちは大マジに弓矢と石槍を持って突撃するわけだ」
部隊の長を務めるシュタインに下った命令は、死ぬことを前提とした陽動作戦だった。
だがそこに現れたのは半人間のハーフロイドを名乗る男でーー。
死ぬはずだったシュタインの運命は大きく変わることになる。
彼は何を見て、何を知り、何を思うのか。
人類の終末を描く本格SF短編。