あらすじ

「僕は虫けらだ。だが、考える虫けらだ」  中央線沿いのボロアパート「煉獄荘」。 高偏差値だが社会不適合な大学生・灰谷廻(はいたに めぐる)は、深夜のゴミ捨て場で衝撃的な光景を目撃する。  フォロワー100万人のインフルエンサー、アリス・ヴォイドが、泣きながらブランドバッグを生ゴミの上に廃棄していたのだ。「もったいない」と声をかけた灰谷の頬を、彼女は100万円の札束で引っぱたいた。 「拾いなさいよ! 這いつくばって拾いなさいよ!」  そこへ現れたのは、隣人の薄野トワ。 親の借金を返すため、裏のバイトに手を染める「聖女」のような少女は、泥にまみれた諭吉を無表情で拾い集め、こう言った。 「室さん、これがあれば、今月の利子が払えます……」 「承認欲求」の塊である悪役令嬢。 「自己犠牲」の権化である貧困聖女。 「自意識過剰」な哲学ニート。 金とプライド、愛と支配が入り乱れる四畳半。 これはハーレムではない。魂の拷問部屋だ。 ※本作はフィクションですが、実存的不安、金銭的困窮、精神的ブラクラ要素を含みます。用法用量を守って正しく絶望してください。

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カクヨム
カクヨム2025/11/22
  • 現在の作品クラスの聖女と、断罪された悪役令嬢。どちらも僕を愛していると言うが、その愛は執着という名の拷問に過ぎない