あらすじ

★ 現在第1章完結まで予約投稿済み ★  南の島の一角で、高層ビル群へと発展した街と、 静かな海辺のまま時がゆっくり流れる島が向かい合っている—— そんな世界の片隅に、海岸沿いにひっそりと佇む看板のない喫茶店がある。 真空管アンプが淡い橙色の灯りをともし、レコードの針が落ちるたび、店内には海風と混じる柔らかな音が満ちていく。 この店を訪れるのは、誰もが“人生の節目にいる人たち”。 激務に押し流されていたCA。 未来と恋の狭間でもがく高校生。 妹を失い、世界が灰色に見えていた青年。 笑いの裏に深い傷を抱えた中年。 眠れぬ夜を漂う女性。 自由を得たことで迷子になったサーファー。 雨の日の再会を信じ続ける若者——。 彼らはそれぞれ、自分だけの物語を胸に抱えながら、偶然のようで必然のように、この喫茶店の扉を開く。 店主は悩みを解決しない。 ただコーヒーを淹れ、音楽を選び、 その人が再び歩き始めるための“ほんの一呼吸”を渡すだけ。 夏の強い風から、雨に濡れた秋、 静かな冬の夜へと季節が移り変わる中で、 小さな人生の断片が重なり、ひとつの物語になっていく。 海と音楽がそっと心を照らす、 シティポップ風・海辺のオムニバスストーリー。

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カクヨム
カクヨム2025/11/21
  • 現在の作品海の匂いのするレコード