あらすじ
「ずるいずるい!ずるいずるい!」
手足をばたばたさせて、ひたすら欲しい欲しいという妹に今日もかとため息を吐く。それに父が面倒くさがって、あげなさいなんて言葉をかけるまで八秒前。
「うるさいぞ。いつまでも喚くのではない。はぁ、渡しなさい」
「お父様……本当にいいんですか?」
「ああ」
面倒だから適当に返事をしている。割をもう一人に食わせておいて自分は何も失わないから。他人事なのも、どうでもいいのだろう。
そんな父にも引導を渡す計画を開始することにした令嬢。
お父様、私に大切なものを無理矢理渡させたのであなたの大切なもの、私にくださいね?