あらすじ
金が好きだ。女が好きだ。楽な暮らしはもっと好きだ。 そんな俺、堂島(どうじま)ツカサは、ある日事故で死んだ。目の前に現れたのは、人間を見下した性格の悪い女神。彼女は事務的に俺を異世界へ送ろうとし、適当なゴミスキルを押し付けてこようとした。 だから俺は、そのふざけた態度への報復と、異世界での安全確保のため、隙を突いて女神自身を道連れにしてやった。
異世界に落ちた俺たちが手に入れたのは、俺だけの特異なスキル『中抜き』。 これは「接触した対象から魔力を吸い上げ、別の対象へ手数料を上乗せして譲渡する」という、まさに俺にふさわしい能力だった。 地上に堕ちて力の制限された女神は、単なる「無限に魔力を生み出すだけの電池」と化した。 俺は女神をまたに挟んで魔力を限界まで吸い尽くし、それを現地で出会った見目麗しい女騎士やエルフの魔法使いたちに注ぎ込む。
「あっ、駄目ですっ、ツカサ様の魔力、濃すぎて……頭がおかしくなりそう……!」
純度百パーセントの女神の魔力を注ぎ込まれた女性たちは、そのあまりの快感と万能感に酔いしれ、心身ともに俺に依存していく。彼女たちは俺を「無限の魔力を持つ大魔導師」だと勘違いし、俺のために命がけで戦い、俺のために服を脱ぐ。 真実は、俺が女神から搾取しているだけ。 女神が隅っこで「私の魔力なのに……」と涙目になっていても知ったことではない。 これは、女神を乾電池扱いする俺が、他人の力で無双し、美女たちに囲まれて一生遊んで暮らすための英雄譚だ。