あらすじ
――スキルも職業もない。ただ、彼には“何でもできる”から。
幼い頃からずっと、リュウは問いかけられてきた。
「お前の【スキル】は何だ?」
しかし、彼のステータスには、どこを探しても【スキル】の文字はなかった。
当然、誰もが憧れる『勇者』や『魔法騎士』といった《職業》にも就けず、
彼は肩書を持たない『無職』として、嘲笑の日々を送る。
ある日、迷宮でクラスメートが魔王軍に襲われ、絶体絶命の危機に陥る。
誰もが固唾を飲んで見守る中、リュウはただ、ぼんやりと呟いた。
「……あの魔物、弱すぎない?」
その瞬間、世界の理(ことわり)が書き換えられた。
剣術も魔法も習ったことはない。でも、敵の動きは“無数”に見える。
なぜなら、『解析』も『加速』も、全てが“当たり前”だから。
彼に唯一つあるもの――それは、『世界そのものを編集する』 という、誰にも理解できない《常識外の力》。
スキルも職業も要らない。
ただ彼が「そう思う」だけで、世界は彼に従う。
これは、『無職』と蔑まれた少年が、
《スキル》という常識そのものを否定し、無敵の座に至る物語――。