あらすじ
かつて地球には、核を持たない国家が巨大人型ロボット兵器を「抑止力」として保有する時代があった。
人型機は結果として世界大戦を引き起こし、世界の国々は文化ごと壊滅することとなる。技術力や財力のある人類は宇宙ステーションへ移住し、残された人々のほとんどは戦争で命を落とした。
終戦より二年後の現在。
残された地球の人々は、宇宙ステーションの援助を受けながら復興活動を行っていた。戦場に捨てられた人型ロボット兵器を再利用し、瓦礫を撤去するのだ。いつしかそれはロボットレースへと形を変え、崩壊後の世界を照らす希望となっていた。
連合国の英雄だったレグルスは、当時の上官に誘われてレースに参加する。そこで出会ったキャンディという少年は、かつてレグルスが対峙した敵兵の弟だった。
憎しみと疑念、後悔と罪を抱えながら、ふたりはレースへと挑む。
残された者たちによる再生の物語。