あらすじ
睡眠労働社会と「夢の資産化」についての覚え書き
少し前まで、脳の中で何が起きているのかは「神様の領域」みたいに扱われていた。
考えていることは、本人にしか分からない。夢で見た風景は言葉にしない限り、誰にも届かない。そういう当たり前は、もうじわじわと終わりつつある。
NTTが「マインド・キャプショニング」という技術を公開した、というニュースが流れた。
fMRIで計測した脳活動から「頭の中で思い浮かべた映像」をAIが推定し、テキストに変換するという技術。脳卒中などで言葉を話せない人が、自分の思いやイメージを文字として外に出せるかもしれない。そんな希望あるニュースだ。
けれど、ここから先の話は、少しだけ視線を遠くに投げてみるためのものだ。別に「これはディストピアの予言です」と言いたいわけじゃない。ただ、AIと人間の関係が今後どう変わっていくのか、その延長線上に何が見えているのか。それを一度キチンと言葉にしておきたいだけの、個人的な未来予想図のメモだ。