あらすじ
数年前、吸血鬼と呼ばれる災厄が人類をほぼ滅ぼした。
見た目は人間と変わらない彼らは社会に紛れ、今も静かに人類を喰らい続けている。
同時に現れた知性を持たない「怪物」たち。
この二種を総称して「悪魔」と呼び、人類は絶望の中で「対悪魔戦術部隊育成学校」を各国に設立した。
第七班に突如配属された転入生、アラタは転入直前にチームワークのない第七班と共に怪物を討伐したことで、隊長に任命される。
当然、メンバーからの反発は凄まじかった。
だが何度も死線を共にするうちに、誰もが認めるほどの冷静な判断力と圧倒的な戦闘力、そして妙に優しい人柄に、少しずつ心を奪われていく。
しかし第七班メンバーは誰も知らなかった。
第七班を担当する美人教員・ミルシャが「血を飲まない出来損ないの吸血鬼」であることを。
そして新隊長のアラタは、定期的に催眠で記憶を消されながらも、ミルシャの血を飲まされ生きながらえている、眷属であることを。
ミルシャは同族を滅ぼすために動き、
アラタは「吸血鬼を滅ぼしたい」という願いながらも、自分がその吸血鬼だとは知らない。
いつか、全てがバレたとき、
第七班は、友情は、信頼は――
――血の味とともに、崩壊する。