あらすじ
【迷わずの森】と呼ばれる森の奥深くにひっそりと四人の兄妹が住んでいた。
兄はレット=リーヴ。妹は上から、ユカリ、サクラ、ヒマワリという。
この世界では魔法は存在しないとされていたがひそかに存在していた。
魔法を使えるのは【魔族の末裔】のみで身を守るため、存在は隠されていた。
四兄妹も【魔族の末裔】であり約十年前【魔王狩り】という大義名分の元、村を焼かれ、肉親を殺され、生き残った唯一の四人であった。
そんな過去を乗り越え、平穏な日々を過ごしていた四兄妹の日常は、フレグラント王国第三王女ビスカリアにより終わりを告げる。
クーデターで王と王妃が殺害され、二人の姉も行方不明になり、彼女は一人この森へ逃げてきたのだ。
彼女の家庭教師だった今は亡き宮廷魔導師ワイスの導きによって。
レットもまたワイスの弟子であり、クーデターの首謀者こそ四兄妹の仇でもあった。
彼女は助力を願い出てレットも力を貸すことに決め、行動を共にする。
身分を越えた共同生活の末に、王女は希望を見いだせるのか。
王位を奪還し、女王になる事ができるのか。
思いは思うだけでは何もおきない。思いは言葉にしてこそ意味を持つんだ……。