あらすじ
とある共和国、隣接するふたつの領地にいる聖女と、魔王。
かつて同じ街で育ち、隣接する家で日々を過ごしたふたりは、神託により離れ離れとなる。
聖女は天の神の加護を受け、瘴気を祓う存在として多くの人々を救う一方、責務の重圧から心の拠り所を探すも蛙化現象と呼ばれる心理的逃避を繰り返していた。
魔王となった彼は彼女に再会するも、自身の置かれた立場から想いを伝えられず葛藤する。
そして彼女が蛙化現象に悩みつつ、それでも多くの男性に傾倒してしまう事に日々心を惑わされるばかり。
でもどうしようもなく彼女が愛しい。
ある日、疲れ切った聖女の加護が弱まる中、彼女は魔王の元にやってくる。
神の呼びかけにより魔王は神殿で彼女に触れることを許されるも、蛙化してしまうのではないかという恐れから逃れられない。彼女に触れられる、けれど蛙化したらリカバリーできないのでは?
そんな蛙化の危機から脱出すべく、そしてあわよくば彼女を自分のものに…普段は上手く取り繕っているがその実ヘタレな魔王は、神から授けられた知能(従者)を頼りにがんばる、そんな愛に満ちたお話。