あらすじ
投稿済の イビツノ詩(うた)を、
読みやすさを重点に章編成を大幅改定しました。
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万人に一つと謳われるはずの〈加護〉を、二つも宿して生まれた「落ち人」の少女――奏(かなで)。
そして、その力を恐れ、自ら封じて生きてきた真琴(まこと)。
奏はその奇跡に飲み込まれ、
真琴はその力を拒むように生きてきた。
けれど“奇跡”の正体は、誰も知らない禁断の真実だった。
――八つの加護が連鎖的に暴走した「血の装置」。
祈りを燃料に、命と感情を削って他者の願いを聞き入れるだけの“人形”。
「この命が尽きるまで、私は聖女でいる」
「そんな救い、もういらない!」
王都は奏の力を“仕組み”として利用し、世界はそれを“奇跡”と崇めた。
それに抗うように、真琴は怒りを燃やし、
罪を自覚したアーシェと共に、
ただ一人で世界を救おうとする少女を“世界から奪い返す”ことを決意する。