あらすじ
感情が欠落し、怪異を見ても「恐怖」という反応が一切できない女子高生・夜白ツムギ。彼女の平穏(と退屈)な日常は、ある日、人々の恐怖を糧とする最強の怪異「カカシ」に取り憑かれたことで一変する。
カカシの目的は、ツムギが抱える極上のトラウマを解放し、彼女が発するであろう究極の「悲鳴」を味わうこと。しかし、ツムギが一切怖がらないため、カカシは常に飢餓状態。そのため、他の怪異にツムギを横取りされまいと、「最高の食事が提供されるまで、ツムギは俺の所有物だ」と、過保護なまでに彼女を守り始める。
ツムギは、カカシを駆り出すために、冷静な知性と「恐怖不感症」という異能を使い、次々と発生する都市伝説や呪いの「発動ルール(ロジック)」を解剖していく。最強の怪異を飼いならす女子高生と、彼女の恐怖を食い尽くしたい飢えた神。歪な共依存関係にある二人は、ツムギの失われた過去に繋がる「原初の怪異」へと、危険な怪異解剖ツアーを進めていく。