あらすじ
スラム出身のカイトは貴族や王族のアルファが優遇されるアルファ至上主義の国のあり方を憎んでいた。
ほとんどの国民はベータであり、多額の税を払わされ、生活が苦しい。十九歳のカイトは盗みをしてスラムの子どもたちを養っていた。
ある日、カイトはに第二次性徴検査を受けた。
検査の結果、数十年に一度しか生まれないオメガという判定がくだり、国王から第二王子であるニルスと結婚するよう命令される。
オメガとアルファが番うと国を栄光に導く神子が生まれると言い伝えられ、王族と貴族は自分たちが贅沢しようと長年オメガを探していたのだ。
ニルスはスラムの子どもたちを他国に売る奴隷産業を営んでいて、カイトが毛嫌いしている男だった。
国を立て直したいカイトはニルスと番い、彼を自分の操り人形にするつもりで、結婚を承諾したーー
策略のための結婚生活が始まる。