あらすじ
婚約破棄されたその日、私は“ただの令嬢”から“世界の均衡を担う転生者”へと変わった――?
平凡な前世を持つセレネは、第一王子レオンハルトから一方的に婚約破棄され、
家名まで傷つけられたまま王都で放り出されてしまう。
しかし彼女を救ったのは、冷静沈着な辺境伯アレクシスだった。
「元婚約者のことはもう忘れろ。
これからは、俺の隣に立て」
優しさと誠実さを隠し持つアレクシスに支えられ、
セレネは“本当の自分の人生”を歩み始める。
だがある日、王宮からの召喚状が届く。
レオンハルトの供述により、セレネが“千年に一度の存在”であり、
王宮内の大物貴族が彼女を排除しようとしていることが発覚する。
「均衡をもたらす者は、世界を救い……時に滅ぼす」
その古文書の一節に怯えるセレネ。
だがアレクシスは揺るがない。
「俺はお前を信じる。
お前の力は人を救うためのものだ」
そうして明かされた真実は――
セレネの力は“破壊”ではなく“調和”。
世界のバランスを保つ、やさしい光だった。
そして黒幕は摂政公。
国を乗っ取るためにセレネの存在を恐れ、排除を企んでいた。
陰謀を暴かれた王宮で、セレネはついに自分の運命を受け入れる。
「私はもう、世界を恐れません。
あなたと共に生きる未来を選びます」