あらすじ

紹介文[という名の第0話] これはとあるシステムエンジニアの悪戦苦闘の物語です。 童話のような体裁をしているますが、あるシステムエンジニアの眠れぬ夜の物語です。そして、すべての眠れぬ夜を過ごすシステムエンジニアへの賛歌です。さらに、文句も言わずに夜中にチカチカ光って働き続ける機械たちへの感謝の物語です。 【この物語に至る経緯】 1:とあることから(社内事情)により、Azureを使ったシステムと、OracleCloudを使った2つのシステム開発案件が立ち上がった(私はユーザー側 社内SE) 2:システム要件を詰めていく中でAzureを使ってシステム構築を行うベンダー企業Aから、ネットワーク要件を決めろ。ということで、ネットワーク要件確認書なるものが送られてきた。送られてきたエクセルシートには、Azureの接続を(埋めろ空白)と書いてあった。 3:現状の私たち側は、NTTフレッツの閉域網内でVPN網を構築していること、利用している機器はYamaha RTX1200 であること、SoftEtherのようなインターネットVPNであれば、使っているので、それじゃダメ?現状の構成をお絵かき(事業所の拠点情報・IPアドレス体系・内部ルーティングの経路の説明)して、クラウドとの接続に必要な設定はこれからになる旨を伝えた。こちら側は素人なので逆に、こっちが設定すべき情報教えてくれと頼んだ。 4:ベンダー企業Aは「この情報を『協力会社』に投げておきますね。足りないところがあればこちらから連絡します。」という不穏な言葉を残して去っていった。 5:音信不通が続き連絡を取ると、再びベンダーAからネットワーク要件確認書(2に戻る)が送付され、ループ始まる。 6:OracleCloudで開発するベンダー企業Bから同じくネットワーク要件確認書が送られてきた。(こちらは要件確認書ではなく設定確認書という名前だったが、同じことである)こっちはOracleCloudの接続を(選べ)と書いてあった。 7:3と同様のことをベンダーBにも伝え、こちら側は素人なので逆に、こっちが設定すべき情報を教えてくれと頼んだ。 8:ベンダーBもまた「この情報を『協力会社』に投げておきますね。足りないところがあればこちらから連絡します。」という不穏な言葉を残して去っていった。驚くべきことにこのセリフはベンダーAもBも同じだった。 9:こいつら・・・伝書鳩だ・・・。こっちは情報が全然足りてねぇのだが・・・。向こうはあれで・・・足りた・・・のか? 10:仕方がないので、RTX1200(予備機に回していたもの)を使って、自宅環境でAzureおよびOracleCloudとVPN接続するテストを実施することにした。 11:まずはAzureとつなぐべ。という軽い気持ちで始めたが、さんざん右往左往して2週間ネットワークのお勉強をする羽目になった。 これはそんな悪戦苦闘の物語 ロシナンテ(RTX1200)という老馬を駆り立て、Azuruクラウドという巨大な風車に挑もうとした、哀れな老人の物語である。 本作品は自サイト星空の確証バイアス(https://water-bzero.info/astro/)からの転載作品です。

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カクヨム
カクヨム2025/11/20
  • 現在の作品ロシナンテ(RTX1200)に休暇を