あらすじ
僕は何者なのだろう。
誰かの為に生きてきて、誰かの為に在っただけの僕。
神になれば、特別になれると思った。世界にとって、あの人にとって。そして、自分にとって。
育ての親である地の神・ムウの力を継げない――そう言われた青年、セドは嘆き悲しんだ。こんなにも長い時間を彼女とともにしたのに、こんなにも彼女に尽くしてきたのに。自分の存在意義を見失ってしまった彼にムウが差し出したのは、一枚の地図。「ここに行って、ゼファという男に会ってこい」
そう告げられたセドは、ムウのもとを離れ、地図の示す先へと向かい、ゼファを訪ねる。しかし彼は人嫌いの壮年の大男で――。
これはセドがあらゆる愛を受け取り、愛を返し、愛によって成長する物語。
※気が向けば更新します。完結します。
※死、病、(作中内での)法外薬物、その他かわいそうな描写が数話程度含まれます。この作品はフィクションであり、あらゆる犯罪・自傷行為を助長するものではありません。