あらすじ
――貴方が何を言っているのか、てんでわかりませんわ。
「貴様は傲慢な上に馬鹿で愚鈍! 俺の婚約者として相応しくない!」
王立学園でのパーティーで、ローラは婚約者ジョシュアから婚約破棄を突き付けられる。
更に彼の愛人となったマーゴットから冤罪を掛けられたローラは涙を流しながら婚約破棄を受け入れるしかなかった。
しかし――
「待て」
王太子アイザックが現れ、彼はローラの冤罪を晴らしていく。
何もできない、馬鹿で愚鈍で弱者であるローラ。
彼女はアイザックの背に隠れ――静かにほくそ笑むのだった。
当事者を置いて、とんとん拍子に進むジョシュアとマーゴットへの断罪。
それら全てがローラの計画通りである事を、二人は知らなかった。
――これは愚者を演じ切る悪役令嬢による、強かで可憐な断罪劇である。