あらすじ
探偵の神崎里美(35歳)は、末期の癌を患う加川(50代半ば)から、40年前に喫茶店「ルミエール」で会った秋山健二を探してほしいという依頼を受ける。
里美の地道な調査により、秋山は美大生殺害事件の冤罪被害者で、加川が警察の誘導で偽証した目撃者であったことが判明する。秋山は釈放後に田中誠と改名し、美術教師として静かに暮らしていた。
里美の尽力で再会を果たした加川は、秋山に涙ながらに謝罪し、秋山は彼女を許す。さらに秋山は、里美の亡父が、当時捜査に携わった刑事で、秋山の無実を信じて密かに弁護団を助けた恩人だったという驚くべき真実を告げる。里美は父の誇りを受け継ぎ、自らの仕事の意義を再確認する。加川は数日後、安らかに息を引き取った。