あらすじ
優秀なβ(ベータ)だったパートナー、海斗(かいと)の突然の事故死により、Ω(オメガ)の雪(ゆき)は絶望に沈んでいた。
海斗の家にとって、α(アルファ)の子を産む希少な男性Ωである雪はαの子どもを産むかもしれない「価値」を持っていた。家は、海斗の遺産となった雪を、次期当主である海斗の弟・陸斗(りくと)に「引き継ぐ」よう命じる。
陸斗はαだが「なぜ兄の負債を引き継がねばならない」と不快感を隠さない。雪もまた、物にされる屈辱と、αへの反発から、普段は荒い口調で陸斗を罵る。
彼らの同居は、激しい憎悪と、αとΩの本能が渦巻く、最悪の形で幕を開ける。