あらすじ
交通事故で両親を失い、昏睡状態の妹を抱えた少年、石川レン。
生きる意味を失った彼は、ある夜、高い橋の上で自らの命を絶とうとした。
しかし、その背後から響いた声――
「その命がいらないなら……私にちょうだい」
差し出されたのは、不思議でどこか人ならざる雰囲気をまとった少女の手。
なぜかレンは、その手を取ってしまう。
その瞬間から、彼の運命は大きく変わり、
裏の世界、“影”が蠢く異界へと足を踏み入れることになる。
家族を奪った絶望、そして眠り続ける妹を救うため、
レンは《影喰い》と呼ばれる武器へと変じ、襲い来る闇と戦う――。
これは、すべてを失った少年が、再び「生きる理由」を取り戻すための、
影の世界を駆け抜けるファンタジーである。