あらすじ
主人公・アキラは異世界に召喚されたが、与えられたスキルは
『保存庫(ストックルーム)』──ものを腐らせないだけの倉庫魔法。
王国は言う。
「そんな雑用スキル、我らには必要ない」
あっさり追放されたアキラは、途方に暮れつつ旅に出る。
だが偶然拾った野草を保存庫に入れたとき、気づく。
保存庫に入れた物は、時間が止まり、品質が上がり、魔力値が安定する。
つまり、保存すると“少しだけ強化される”のだ。
腐らない肉、魔力が馴染んだ素材、強化された生薬──
保存庫は、調合・料理・装備強化にまで応用できる万能スキルへと進化していく。
アキラは“旅する補助職”として名を上げ、困っている村や旅人を助けながら世界を巡る。
だが、ある日気づく。王国がアキラを追放した理由には裏があった。
保存庫は世界の魔力流通を破壊できる最強禁術の派生。
王国はそれを恐れていた──。
旅はいつしか、世界の秘密に迫るものへと変わっていく。