あらすじ
小国エレドーラの王女・ライラは、厨房でつまみ食いをするのが何よりも大好きなおてんば姫。
兄のシスコンぶりに日々振り回されつつも、王女としての小さな幸せに包まれながら暮らしていた。
そんな彼女の平穏な日常を、一通の手紙が一変させる。
超大国ヴァルトリア帝国の皇帝から届いた、冷たくも業務的な命令──「うちの皇子と結婚せよ」
嫁ぐ相手は、《火の魔法》で栄えた皇族の末裔、皇子レオニス。
周囲から“火の再来”と期待されながらも、魔力に恵まれなかった彼は、いつしか《氷の皇子》と呼ばれるようになっていた。
愛のない政略結婚のはずが、ライラの手作りお菓子と祝福の魔法、そしてじれ甘なすれ違い生活を経て、少しずつ皇子の氷の心は溶けていく!?
氷の皇子と食いしん坊王女、二人の距離が少しずつ縮まるとき、静かな王宮の中に芽生える小さなときめきは、やがて運命の色を帯びていく。
※本作はカクヨムでもお読みいただけます。