あらすじ
「お前の幸せは保証する。だから、俺と結婚してほしい」
20XX年。政府はいろいろなアニメ、漫画、ゲームの世界と現世をつなぐ夢の鉄道・「虹の架け橋」を開通した。
ファッション雑誌の編集部で働く宮月咲奈は、全国で五人しか手にできない虹の架け橋の切符を手にした。
せっかくの機会なので、人生で一番好きな映画「魔女の片恋」の世界を選び、無事召喚してもらう。
魔物に襲われて傷付いた男性の治療をしたり、漫画と全く同じカラフルな街を自由気ままに散策したり、魔物から全力で逃げたり。
あわただしくも、大好き作品の世界を満喫していた。
そんな中、作中随一の人気キャラである王立騎士団団長・レイから突然のプロポーズを受ける。
何も知らずに治療をした男性はレイだったのだ。
咲奈は迷わず「はい!」と返事をした。
なぜなら⋯⋯レイは咲奈の心の支えで、最推しだったから!!!
ひょんなことから、突然はじまる推しと二人きりの生活。
でも、この結婚は本当の結婚ではない。
女性が苦手なレイが、魔女の許嫁・リナベルとの婚約を破棄するためのうそだった。
それなのに⋯⋯
「サナ。可愛いな。お前が可愛すぎて、騎士団長としての威厳を保てそうにない」
女性に冷たいはずのレイが、なぜか咲奈に優しい。そして、毎日たくさん甘やかしてくる。
虹の架け橋の切符の期限が切れるのは一年半後。
咲奈はレイとの期限付きの結婚生活を満喫し、後悔を残さず現実世界に戻ろうと決めた。