あらすじ
黒龍の血と人間の血を併せ持つ少年――冥月黒斗。
その体に浮かぶ黒い紋章は「世界を滅ぼす兆し」と恐れられ、黒斗は生まれた瞬間から “厄災の子” として勇者達に命を狙われ続けてきた。
だが黒斗自身には、自分がなぜ討伐対象なのか分からない。
ただ、逃げて、生き延びて、怯え続けるだけの日々。
そんな彼の前に現れたのが、世界の敵とされる存在――邪神。
「黒龍の子よ。追われるのが嫌なら、私の手下になれ。」
追われ続ける苦しさから逃れたくて、黒斗はその手を取ってしまう。
それは、世界を敵に回す契約だった。
邪神の命令はひとつ。
――“勇者狩り”を始めろ。
黒龍の血が騒ぐたび、黒斗の体には黒炎が灯り、呪いの力が覚醒していく。
彼は本当に“世界の厄災”なのか。
それとも、誰かが作り出した偽りの怪物なのか。
逃げるだけだった少年は、ついに 狩る側 へと踏み出す。
これは、勇者に追われた少年が、闇の中で自分の運命を切り開く物語。