あらすじ
※注意:この物語にまともな英雄はいません。
「――今日でアナタはクビです」
「――お前、マジで気持ち悪いから消えて」
「――はぁ?期待外れなんですけど?」
「――本当にごめんなさい」
高ランクパーティを追放された男たちがいた。
実力不足? 否。
協調性不足? 否?
彼らの追放理由はただ一つ――「シンプルに気持ち悪いから」である。
◆ナワル(主人公):
元『銀糸の聖女』の荷物持ち。
実は「自分よりレベルの低い相手を即座に拘束する」ユニークスキル『緊縛』の持ち主。
高潔な聖女を泣かせながら亀甲縛りにするという野望を抱き、密かにレベル上げに勤しんでいたが、役割が無くなって追放される。
◆ガチ:
元『紅蓮の鉄靴』の重装侍。
実は「興奮すればするほど筋力が増大する」スキル『興奮』の持ち主。
女騎士に罵倒され踏まれることで無敵のタンクと化すが、キモすぎて追放される。
◆フレル:
元『森の精霊団』団長のエルフ。
「触れた相手の潜在能力を引き出す」神スキル『接触』を持つが、対象が美少女限定(自称)の手フェチだったため追放される。
◆グランス:
元『王国の光』のエース勇者。
爽やかで容姿端麗な好青年だが、彼の最強スキル『聖剣覚醒』の変身条件は、「他人に下半身を柄として引き抜かせる」ことだった。
そんな「混ぜるな危険」の四人が、運命の出会い(妥協)を果たし、最強のパーティを結成!?
「いくぞガチ! 僕の芸術的な縄で縛り上げる!」
「ぬおぉっ♡ 恥ずかしい! 拙者は緊縛フェチじゃござらんのにぃぃッ!」
「おい! なんで俺がむさ苦しいおっさんを撫で回してバフをかけなきゃならないんだ!」
「さあ、早く下半身を握ってくれ! 世界を救うために!」
縛られたマゾ筋肉が、嫌がる手フェチに撫でられながら、勇者を振り回す――。
さらに、道中で拾ったのは瀕死のサキュバスの少女・リズ。
「助けて頂いてありがとうございます……(なんなの、この変態どもは)」
歪んだ性癖を持つおっさんたちが、全力で少女を守り、育て、ついでに災害級モンスターを蹂躙する!
これは、最低の動機で最高の結果を出す、変態紳士たちによる抱腹絶倒の成り上がりファンタジー!