あらすじ
1999年7月、空から恐怖の大王は降ってこなかった。
14歳でエヴァに乗り損ね、17歳で世界の終わりを見届け損ねた僕たち「1982年生まれ」。
何の特殊能力も持たないまま、終わらなかった日常(氷河期)へと放り出された世代の記録。
「ネオむぎ茶」によるバスジャック、そして秋葉原通り魔事件。
1982年生まれが事件を起こす中、なぜ僕は犯罪者にならず、こっち側に踏みとどまれたのか?
武器は牛刀ではない。コントローラーとキーボード、そして「物語(フィクション)への愛」だった。
『ゼノギアス』を信仰し、就職氷河期の泥水をすすり、流れ着いた43歳の現在地。
主人公にはなれなかった。世界も救えなかった。
だが、これは主役を降りた一人の「モブ(脇役)」が、人生というクソゲーを最後まで攻略するために記した、生存戦略のエッセイである。