あらすじ
転校ばかりの人生を送ってきた黒木日和は、
“数式は裏切らない”と信じる理性派の中学生。
奇妙なものを科学的に解析するのが好きだが、
人間関係だけはいつも上手くいかず、
青春なんて自分とは無縁だと思っていた。
そんな日和に出会ったのが、
代々続く老舗和菓子屋に生まれ、
季節の香りと甘さに囲まれて育った文芸部の少年──桃田春臣。
古い町並みに根づいた職人の家で育った春臣は、
礼儀正しく、人の気配に敏く、
少しだけ地域の祭礼に関わっているものの、
彼の本質は、静かな日常と古風な文化を愛する素朴な少年だった。
そんな彼に出会った日和は自分の科学では説明できない気持ちに混乱し、
それを明らかにするために、桃田くんを観察し始める、しかし
観察対象のはずなのに、
気づけば目で追ってしまう自分がいる。
理性くん × 天然系男子。
解答のない青春方程式が、今、動き出す。