あらすじ
仕事をサボることに全力を尽くす怠惰な神・べるふぇ。
魂の転生を担当する部署で、今日も書類を投げ散らかしながら「休憩まだ?」とだらけきっている。
対する同僚のあるみは、明治風の着物を優雅に着こなす真面目(?)な神。
二人は現世の“時代の流れ”に振り回されながら、次々とやってくる魂の転生をこなしている。
そんなある日――べるふぇは転生の魔法陣に自分も紛れ込んで逃亡したいという密かな願望を抱いていた。
だが転生先はいつも魔王だの戦乱だのブラック世界ばかり。
「もっとこう…ほのぼのした世界は無いのかぁ!」と嘆く毎日。
そんなある日、気弱な19歳の少女・あやのがやって来る。
本来ならほいほいと送り出すところだが、彼女の転生先がなんとべるふぇの理想とする「のどかな異世界」の可能性を秘めていた。
べるふぇは半ば遊び心であやのをその世界へ送り出すが、想定外にあやのへ抱く感情が芽生え始める――
怠惰な神と、自己肯定感ゼロの少女。ふわっと始まる二人の関係は、天界のルールをちょっとだけずらしていく。