あらすじ
本当に全部忘れちゃっても、先生は俺のこと忘れないでいてくれますかーー
舞台は、坂と海が折り重なる街・潮見坂。
爽やかで親しみやすい英語教師・朝比奈 凪は、
新学期の校門指導や、のんびりした職員室の空気に囲まれながら、
「生徒にとって安心できる大人でありたい」と、
どこか青臭いまま教師を続けている。
ある日、商店街での高校生同士の喧嘩騒ぎがきっかけで、
凪は丸メガネが特徴的な生徒・相良 澪と向き合うことになる。
夜の商店街からの帰り道、母親との面談で知る、母子家庭としての事情。
「先生として」守りたいと思っていた距離は、
気づけば凪の中で、特別なものに変わっていく。
「先生との夏を絶対に忘れたくない」という言葉。
――だが、異変は静かに始まっていた。