あらすじ
冬の朝、小さな鳥のピコは、「きらきら」という言葉を耳にします。
それがどんなものか知りたくて、友だちのネズミのチロとリスのクルを誘い、三匹できらきらを探す冒険に出かけました。
川沿いの洞窟で見つけたつららは、美しく光っていたけれど冷たくて触れられません。広場の霜ばしらは、すぐに壊れて消えてしまいます。丘の上で見た一番星は、遠くて手が届きません。帰り道に降ってきた雪の結晶も、すぐに溶けてしまいました。
疲れて巣穴に戻った三匹が、今日の冒険を笑い合ったとき、ピコはふと気づきます。友だちの瞳の中に光る、温かな"きらきら"に——。
ずっと探していたきらきらは、いつも一緒にいてくれる大切な誰かの中にあったのです。
「冬の童話祭2026」 参加作品です。