あらすじ

この暑さも、いつか物語になる。 三十一首の短歌を副題に綴る、三十一篇の「夏」のオムニバス。 「夏なんて嫌いだ」とこぼすあなたも、「あの夏が忘れられない」と笑うあなたも──この三十一篇は、どこかで必ずあなたの夏と交差する。 灼けたアスファルト、縁石のぬくもり、病院の待合室、狭いワンルーム、雨の匂い。 家族、青春、SF、ロックバンド、墓掃除まで、テーマはてんでばらばら。ときたま登場人物や風景を共有しながら、ひと夏の夢のようにすれ違っていきます。 読み終えたとき、あなたの中の「忘れていた夏」も、そっと息を吹き返しますように。

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