あらすじ

2025年、世界各地で原因不明の「日照欠損」が続き、空は昼でも薄暗く、人々は“空の病”と呼び始めていた。高校二年の天瀬陽都は、陸上部の練習後、廃ビルの屋上で奇妙な黄金の光を目にする。光の中心には古びた金属球が浮かび、陽都に向けて「適合値100%、選定完了」と告げると、彼の胸へ吸い込まれて消えてしまう。 その直後、街に影の怪物・シャドウドレインが出現し、人々の光を奪いながら暴れ始める。逃げ場を失った陽都の胸で太陽核が脈動し、彼に“変身”という未知の行動を促す。眩い光に包まれた陽都は、白と金の装甲に身を包む光の戦士――ソル・ヴァリアントへと姿を変える。 覚醒と同時に、太陽核から戦闘技術が体に流れ込み、陽都は本能のように怪物の動きを見切る。シャドウドレインは光を奪おうと迫るが、太陽核の輝きは影を焼き払い、陽都の拳に力を集める。全力の光撃「ソル・ブレイジング・ストライク」によって怪物は粉砕され、街にわずかな光が戻った。 戦いの後、太陽核は影の怪物たちが「影喰いの王」によって生み出されていること、地球の太陽を奪う計画が進みつつあることを告げる。さらに、太陽核に適合できた人間は歴史上ただ一人、陽都だけであると知らされる。突然世界の命運を託された陽都は戸惑いながらも、空を覆う薄闇を見上げ、自分が光を守る最後の存在である現実を受け止めていく。 こうして、日照が奪われつつある2025年の世界で、少年は太陽を守る戦いへと足を踏み出す。 光は選ばれ、影との戦いが今始まったのだった。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
エブリスタ
エブリスタ2025/12/11
  • 現在の作品『ソル・ヴァリアント誕生』