あらすじ
【お知らせ】
本ページはコンテスト審査用に、本文のみを掲載したバージョンです。
通常版(イメージイラスト付き)は別ページに公開しています。
※物語の大筋は同じですが、一部に改稿済みの話があります。
理化学研究所・霊能開発室で“失敗作”と烙印を押された少年№28は、幽世〈瑞穂国〉へ売られ、妖狐の餌となる運命だった。
先に売られた少年が喰われるのを目撃し、自分も同じ末路を辿るのだと悟る。
しかし、彼を買った妖狐・紅は名を与え、豪奢な部屋と食事を与え、こう告げる。
「君が喜ぶと、魂が美味くなるから」
痛まず、苦しまず、安らかに喰われるなら——それも良い。
そう思いかけた蒼に、紅は求める。
「自分を愛してほしい」
喰われるための優しさなのか。
それとも、もっと別の意味なのか。
妖怪にとって餌でしかない人間が、愛されて求められ、たった一人の特別になっていく、命の成長と愛の物語。
【R15】
性的接触・官能的描写を含みますが、直接的な性行為の描写はありません。
【同世界線作品】
『仄暗い灯が迷子の二人を包むまで』(伊吹保輔はⅢ章から登場)
『巡り逢いの柊をみつけて』