あらすじ
エドガー・ロジャース率いる海賊同盟とフランス海軍。
この戦いの裏で、ソフィーと五鬼衆はマクシミリアン・ブーケ本人の口から真実を告げられる。
「英雄ゼフィランサスを殺された怨みを晴らすため、海軍大元帥を討つ」
マクシミリアン・ブーケもまた復讐に生きる人間だったのだ。
戦乱後、五鬼衆は"殺しの約束"を交わして去り、ソフィーは真実を前にマクシムが道を踏み外さぬよう”第三の道”を模索することになる。そして、二人は仲間だった海賊フェルナンドの処刑と民衆の正義に酔う狂気さを目の当たりにしても希望を捨てない覚悟を決めた。
一方、大元帥エリオット・レオパードもマクシムの真実を知ることになり、彼の心に"十九年前の記憶"が蘇り蝕んでいった。
十九年前、何があったのか?
その発端は?
そして、その秘密はソフィーの首飾りと幼少期の記憶にも関わる・・・
かつての幼馴染ラウルからもらった約束の証。
首飾りにはどんな秘密が眠っているのか。
出会いも、別れも、裏切りも、果たして偶然の積み重ねか、それとも必然の導きか。
「自由」と「名誉」、二つの価値の狭間で揺れる航路の果てに待つものは、希望か、それとも破滅か。
約束の日。
ゼフィランサスとエリオットの戦いから二十年経つ日。
二月十八日が刻一刻と迫っていく。
真実を抱いたその手で、彼らは何を選ぶのか。
ソフィーが選ぶ答えとは──。