あらすじ
星海歴二一四三年。
辺境惑星アルメシアは、一発の閃光とともに消えた。
銀河帝国の実験兵器〈コロナ・アーク〉によって――。
生き残った少年アレク・ラザレフは、故郷を焼いた帝国への復讐だけを支えに、荒野の宇宙を十年生き抜く。
逃亡者、賞金稼ぎ、盗賊まがいの仕事。
その果てに手に入れたのは、オンボロの小型戦艦〈レクイエム〉と、同じように何かを失った仲間たちだった。
だが、個人的な復讐のはずだった戦いは、
やがて帝国と自由圏、宗教国家、そして“銀河の外側”をも巻き込む大戦争へと変貌していく。
敵も味方も、次々に星の海へと散っていく。
それでもアレクは舵を手放さない。
この航路の果てに待つのが、救いではなく、さらなる喪失だと知っていても。
――これは、ひとりの青年が
「復讐者」から「銀河を選び取る者」になるまでの物語。
血と推進光が交差するスペースオペラ、開幕。