あらすじ
400年前、魔王を討伐した勇者マルスの物語は、王家の古文書、大学の歴史書、故事成語、それに騎士の心得、果ては絵本、童話に至るまで、あらゆる書物に登場する。
そう、あらゆる書物に登場する。登場はするのだが、
そのすべてがウソだ。
なにしろ彼は魔王を討伐していない。
当時勇者マルスとパーティーを組んでいた聖女アウレリアは戦いの最中に命を失い、そして400年後に転生した。転生した先は貴族の令嬢、彼女の弟は魔神大帝の皇太子が作ったホムンクルス。
400年の間に人類との生存競争に敗れ、滅び行く魔人たちの悲哀。かつての聖女としてその悲哀に目を背けることなく、貴族令嬢として貴族たちの野望、人間同士の戦争に対峙する。
そんな主人公とその弟を中心に、登場人物がそれぞれの立場で頑張るお話しです。