あらすじ
グラベル王国の王立学園では、異変が起こっていた。
男爵家という低い家格でありながら、トロワ男爵令嬢が、王太子のランス・グラベルと、人前であっても、ベタベタするのをやめないのだ。
王太子にはセリーヌ公爵令嬢という婚約者がいるというのに。
セリーヌ嬢の取り巻き令嬢たちが腹を立て、トロワ男爵令嬢を取り囲み、罵倒し、暴力を振るい、嫌がらせをする。
ところが、トロワ嬢はへこたれない。
何かというと「だって、王太子殿下がーー」と口にして、令嬢たちを煽りまくる。
ついに取り巻き令嬢たちは、トロワ嬢に対する怒りを爆発させ、彼女を退学処分にするよう、学園の理事長や生徒会に働きかけるようになっていく。
ところが、この騒動の背後には、思いも寄らぬ意図が隠されていたーー。