あらすじ
佐藤友三、七十八歳。
妻に先立たれ、静かな年金生活を送っていたある日——年金事務所で突然気を失う。
次に目覚めた場所は、見知らぬ西洋風の城。異世界に転移した友三は、鑑定によって固有スキル【年金】を授かったことを知る。
それは“異世界の魔物に日本の老後生活の安寧をフラッシュバックさせ、羨望のあまり戦意を喪失させる”というスキルだった。
ゴブリンは泣き、オーガは将来の不安を語り、魔王までもが“年金制度”を求め始める。
さらに、現実世界の年金が異世界通貨に変換され、本当に振り込まれてくるという謎の仕様まで判明。
「年金がある限り、この世界でも静かに暮らせそうじゃ」
年金生活者・佐藤友三が、老後チートと人生経験を武器に、異世界の“老後問題”と平和に挑む。