あらすじ

世界は今、 「動物を守れ」という綺麗な言葉で、 貧しい人間から “最後のぬくもり” を奪い始めている。 フランスでは、生体販売禁止と厳しすぎる飼育条件。 アメリカでは、ホームレスから犬を取り上げる条例。 インドとインドネシアでは、狂犬病で毎年多くの人が死に、 東京ではタワマンと物価高で、 ワクチン代すら「贅沢」になっていく。 語り手は、一匹の犬。 江戸の生類憐れみの令から令和のSNS炎上まで、 何度も繰り返される「正義」の暴走を見てきた吾輩は、 読者にナイフみたいな質問を突きつける。 「貧乏人は、犬と一緒に幸せになっちゃいけないんですか?」 これは、 “ぬくもり” を守るか、それとも捨てるかを問う物語。 生き地獄みたいな時代を生きる、 すべての若い読者への、最後のラブレター。

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小説を読もう2025/12/10
  • 現在の作品吾輩は犬である②…令和版・生類憐れみの令