あらすじ
今井詩陽、高校2年。
趣味:遠くから桃田希衣を見つめること。
特技:気配を消すこと。
友達:心の中にいるもう一人の自分。
会話経験:カイワ? なにそれ美味しいの?
恋愛経験:あるって思いたいけど、ない。
詩陽のささやかな日常は、希衣のデート現場を目撃したことで崩壊する。
「あ、リア充って本当に存在するんだ……」と現実を突きつけられ、心がバキバキに折れたその瞬間。
街路樹の陰で頭を一心不乱に打ち付けてる謎の少女・幽谷闇子。
第一印象:ホラー。
第二印象:やっぱりホラー。
第三、四なくてもやっぱりホラー。
なぜか意気投合(?)した二人は、
なぜか一緒に希衣のデートを尾行し、
なぜか夕暮れの公園で「恋ってつらいね」と語り合う。
別れ際、闇子は言った。
「また会うよ。だって、運命だもん」
――そして1週間後。
「みなさんに新しい転校生を紹介します。幽谷闇子さんです」
まさかのクラスメイト化。
そして、なぜか詩陽の隣の席。
しかも先生もクラスメイトも、彼女の存在を“見て見ぬふり”している。
え、なにこのホラー仕様。
詩陽は気づく。「あれ? これ、もしかして……ぼく、憑かれてる?」
こうして始まる、ストーカー男子とヤンデレのちょっと怖くて、ちょっと笑える青春(?)ラブコメディ!