あらすじ
路地裏で“総長”として散った少女リリアは、
次に目覚めたとき、名門貴族の令嬢になっていた。
前世の記憶はそのまま。
だが目の前には、静かで広く、やけに静謐な部屋。
侍女からは「お嬢様」と呼ばれ、鏡に映るのはまったく別の姿。
戸惑う間もなく、皇帝陛下の前に呼び出されたリリアは、
その澄んだ眼差しを理由に、皇子アルヴィスの婚約者候補に選ばれてしまう。
──だが、そのアルヴィスこそ、
かつて“覇狼會の幹部”だった彼の転生した姿だった。
互いの正体を知らぬまま、
皇帝の思惑と宮廷の視線の中で距離を縮めていく二人。
その先に待っているものとは。